
年末を控え新年に向けて箱根駅伝2020年第96回大会が、もうじき開かれます。前回大会では、連覇を掛けて挑んだ青山学院、結果は惜しくも2位となりました。
そこで、箱根駅伝2020年の気になるエントリーメンバーと順位予想、そして一番のポイントとなる5区6区での原監督の作戦は如何に?について情報を含めまとめてみましたので、ご覧ください。
青山学院大学 2020年のエントリーメンバーの予想と順位は?

前回大会では、青山学院大学連覇ならず2位という結果になってしましました。この大会では、区間賞、区間新を出したのが、4年生の活躍で惜しくも2位、この戦力4年生が抜けた穴を如何に下級生が補うかがカギです。
2020年予想エントリーメンバー
- 1区 鈴木 塁人/湯原 慶吾/岸本 大紀
- 2区 吉田 圭太/鈴木 塁人
- 3区 湯原 慶吾/岸本 大紀/鈴木 塁人
- 4区 岸本 大紀/飯田 貴之/吉田 圭太
- 5区 飯田 貴之
- 6区 中村 友哉/生方 敦也
- 7区 大澤 佑介/岩見 秀哉
- 8区 飯田 貴之
- 9区 吉田 祐也/神林 勇太
- 10区 生方 敦也/松葉 慶太
2020年の原監督のコメントでは、「今年はひとりのエースに頼るチームではない。全員で戦う。一人ひとり確かな実力がある。マシンガン駅伝です」全員で戦うマシンガン打線というように、飛び抜けた選手はいなくてもどの選手でも走り攻められるのが強みかもしれません。
予想をするとすれば、2区は前回大会の三大駅伝で区間賞をすべて獲得した唯一の選手の吉田圭太選手の可能性がるのでしょうか。注目点としては、チームの主力の1人であるキャプテン鈴木塁人選手がどの区間で走るのが、ポイントです。
1区のエントリーとも思われますが、今の青山学院大学の中で貴重な流れを変えられる選手なので、1区以外で起用でき順位計算が立つと厚みが出てくると思われます。
さらに、(8区区間2位の)飯田貴之選手が「5区を走りたかった」と言っていたので、このエントリーは飯田選手を5区に回し、9区を好走した吉田圭太選手を2区へ回す可能も。(10区区間2位の)鈴木塁人選手は3区にして、前回順位で区間新記録をマークした森田歩希選手の役割を担ってもらう、といった形です。
今回は、エントリーメンバー選手の体調の変化に敏感になると思いますので、、これはあくまでも予想となります。順位予想は、青山学院の選手層に厚みからまずは、5位以内には入ってくると思います。
箱根駅伝一番のポイント5区6区の原監督の作戦やいかに?

2020年箱根駅伝青山学院原監督一番難し山区間の作戦は、山登り5区に関しても、ブレーキになった竹石尚人選手にするのか、前回では5区での走りはいまいちでした(区間13位)。来年の箱根で「もう1回リベンジだ!」ということもできますが、そもそも竹石選手は出雲駅伝でアンカーを務めるほどの実力者なので、1人で淡々と走る9区に回すという手があります。
ただし今回は、竹石選手左足痛のため、16人の登録メンバーから外れたことは痛いが、原監督は竹石について、本番ぎりぎりまで体調を見極めるため、16番目の選手として登録メンバーに入れることも考えていたが、竹石自身が「青学大の16番目の選手は強い。僕を外してください」と直訴したという。「学生スポーツはやっぱり4年生が中心なんです」と指揮官は一転、表情を引き締めて話す。
山下り6区はこれまで、スペシャリストの小野田勇次選手が4年間いましたので、それに代わる選手が誰になるのかわかりません。今の青山学院大原監督は1万メートルを中心に、箱根駅伝の仕様に合わせていくために長めの距離を踏んでいるようです。
5000メートルの記録を見ると、橋詰大慧選手ら何人か得意にしている選手もいますが、記録はそこまで速くはありません。「1つは『エース』がいること。その上で、底上げされた『選手層』が必要。メンバー外も含めて、一枚岩にならないといけないからです。
また、原監督が多用する言葉として。「レースで練習以上の力を出せるのが『駅伝男』。練習の8割しか力を出せないのが『8掛け男』。今までの実績から田村和希(現住友電工)はいつも練習より試合に強い駅伝男だった。
昨季の主将の森田歩希(現GMOアスリーツ)や昨季、3大駅伝ですべて区間賞を取った吉田圭太(3年)も駅伝男。逆に中村友哉の兄貴の祐紀(現住友電工)は学内記録会ではいつもトップを取っていたのに本番ではイマイチの8掛け男だったな」と言っています。
出雲駅伝で、青学大は1区・湯原慶吾(2年)、2区・岸本大紀(1年)、6区・中村友哉(4年)が学生3大駅伝でデビューを果たしています。「3人とも自信を持って送り出す。ただ『駅伝男』なのか『8掛け男』なのか。それはデビューするまで分からない。
出雲駅伝、全日本大学駅伝、さらには箱根駅伝で勝つためには、中村友、湯原、岸本が駅伝男にならなければなりません。この5区、6区ではこの駅伝男になれるような選手を選んでくるのでしょうか。
まとめ

前回大会での復路優勝、総合2位の実力は、4年生の力が、発揮できたのが、惜しくも2位でした。2020年の大会でも優勝を狙うためのエントリーメンバーは、原監督も今期の出雲駅伝、全日本学生駅伝から箱根駅伝に備えた作戦が組まれているのでしょう。
この箱根駅伝の5区6区は、非常にポイントとなる選択にもなるのでしょうね。連覇を逃し今大会では挑戦者として挑む青山学院が楽しみです。2年ぶりの王座奪回を狙う青学大の原晋監督が10日「やっぱり大作戦」を発令した。「終わってみれば『やっぱり青山は強かった』と言ってもらいたい」と胸を張って話した。