出典:https://www.nikkei.com/article/

 

箱根駅伝4連覇を果たした青山学院ですが、第95回大会では惜しくも5連覇を達成出来なかった。

そんな青山学院96回大会で再度優勝する可能性が高いと評判されています。

 

今やこの青山学院の強さ秘訣選手層の厚みが取り上げられています。そこで、なぜ青山学院は箱根駅伝に強いのかを検証してみました。

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青山学院 陸上部今までの歴史

 

青山学院大陸上競技部は、1918年に創部されました。初出場は予選会を3位で勝ち上がったものの本戦は14位に終わる。

その後連続出場は、52回大会(76年)まで続き、44、45回大会では7、9位に入りシード権を獲得した。しかし52回大会では復路で途中棄権して以降、長きに渡って箱根駅伝への道は閉ざされてしまった。

 

2004年に原監督が就任、5年で箱根駅伝の出場権を獲得し、10年でシード校となり、2015、16、17、18年連覇を達成、

 

青山学院 原監督とは

 

出典:https://ad-sun.com/2018/02/11/hara-susumu/

 

広島県立世羅高校から中京大学を経て中国電力陸上競技部の1期生として入社しました。1年目に自らの不注意で怪我をして、27歳のときに選手生活を引退しました。

その後、中国電力では、実績も残せず引退。引退後は、それまでの本社勤務から地方の営業所やサービスセンターでの勤務などもこなしました。

 

陸上競技の選手としての生活だけではなく、サラリーマンとしても挫折を繰り返してきたわけです。

サラリーマンとしてもうひと花咲かせようと、覚悟を持って仕事に取り組みました。新規ビジネスの立ち上げメンバーに抜擢され、成功させることができたのです。

そして36歳のとき、縁あって青山学院大学陸上競技部の監督に就任しました。

 

サラリーマン生活をした10年間、陸上界との関わりはありませんでした。選手として箱根駅伝に出場した経験はもちろんのこと、出場校OBでもなければ監督経験もない、異色中の異色の経歴を持った男といえます。

青山学院 はなぜ強いのか

 

04年に就任した原晋氏が陸上競技部監督に就任したことが最大の転機だった。

就任当初は有力選手に獲得オファーを出しても、学生3大駅伝から長く遠ざかっていた同校への対応はつれないようでした。

しかし、原監督の母校である世羅高や中京大の関連校、中京大中京高とのパイプを利用し少しずつ優秀な選手を集め33年ぶりの出場となった85回大会は最下位でしたが、翌年は8位へと躍進。

 

ここから連続でシード権を獲得し、箱根駅伝の出場を機に母校以外からも全国から有望な選手が集まり始めた。

原監督が、手を付けてのが、組織作り、「より良い組織がより良い人材を育てる」どのような組織をつくろうとしたのか。それは、個人に依存するのではなく、全体で戦える組織です。

 

「原がいるから一生懸命練習する」「原がいないから練習をサボる」「原が監督を辞めたら弱くなる」――。そんな組織ではなく、チームとして挑戦し、戦うということをキーワードに掲げました。

まずはルールづくりが重要となります。2004年に入学した8人の選手たちにミーティングで、こんな話をしました。

 

「これからの4年間、君たちとは共に生活し、陸上競技に取り組んでいくことになるが、正直なところ、この4年間で箱根駅伝に出場するという君たちの夢を叶えることは約束できない。

しかし、10年後には必ず俺がこのチームを優勝させる。そのために、これからの陸上競技部の礎となるルールを共につくってもらえないだろうか。

そして10年後に優勝した暁には、必ず君たちのことを称賛する。だから、どうか一緒にルールをつくってほしい」

 

彼らとともに青学陸上競技部のルールをつくり、強化を進めていきました。規則正しい生活をすることです。

陸上、特に長距離競技においては、いくら良いトレーニングをしても、夜更かしをしたり、食生活が乱れてしまったりするとパフォーマンスが上がってきません当たり前のことですが、早寝・早起きをして、しっかり練習をする食事もしっかり取る。

こうしたルールの大前提として、青学陸上競技部には3つの行動指針が、あります。

 

  • 感動を人からもらうのではなく、感動を与えることのできる人間になろう。
  • 今日のことは今日やろう。明日はまた、明日やるべきことがある。
  • 人間の能力に大きな差はない。あるとすればそれは熱意の差だ。

 

この中でも、3つめについて少し説明をします。個人も組織も、能力と熱意が兼ね備わっていないと成長することはできません。

さらにここに1つ付け加えるのなら、方向性も重要だと、いくら能力と熱意があったとしても、正しい方向性に向かうことが出来ないと個人も組織も成長が、ないと感じているのです。

このルールを基礎作りとしてまずは行ってきた事が、選手個人個人の強さとなり選手層の厚みとなってきたのです。

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まとめ

 

95回大会も青山学院の連覇は非常に確立が高く評価されています。選手一人一人の能力が活かせる環境はすでに行われ実行させているでしょう。

 

今は、他校の優勝への期待よりも青山学院の連覇の方が期待できそうですね。今回の箱根駅伝も楽しみですね。

 

 

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